空気の汚れは、年々深刻となっています。今年も中国から飛来したＰＭ2.5と言う微小粒子状物質が問題となり、空気清浄機の売り上げが、前年比と比べ４５パーセント以上と言うのを聞いた事が有ります。空気清浄は、本来自然界が行っている作業でしたが、もう自然の手には負えないところまで来ているのではないでしょうか。

このウェアラブルな空気清浄機は、「Hand tree」と呼ばれ、ロシアの学生Alexander Kostin氏によって設計されました。Alexander Kostin氏は、都市の急速な発展により地球の大気が汚染され、それは呼吸器系の問題に繋がると警笛を鳴らし、それを解消する為に、この「Hand tree」設計にいたったと語っている。

この「Hand tree」は、二つのモードを持っており、ローカルモードとグローバルモードである。ローカルモードを使うとこの「Hand tree」を使用している周辺に汚染物質が存在するとその周辺の空気を清浄し、グローバルモードを使用すると地球が行っている空気の清浄と浄化に貢献する事が出来、自然界にかかる負担を軽減できる自然共存形ディバイスと言ったところだろうか。

この小さなディバイスが行う壮大なプロジェクトが製品化され空気の清浄に、もし一役買うのであればドラゴンボールの元気玉ではありませんが、一人ひとりの小さな清浄が大きな清浄に繋がり、ひいては地球全体をカバーするような気がします。