この面白い羽の模様を持った生物は、フルーツ・フライ(Fruit Fly )と呼ばれるミバエ(果実蠅)科に属する蝿の一種です。標本にされてピンに刺さっていますが、よく見てみると羽の部分に他の昆虫のような柄を目にすることが出来ると思います。羽には、蟻かクモのような柄がデザインされており、まるで羽に他の昆虫を乗せているようにも見えてしまう不思議な羽を持つ蝿です。
アラブ首長国連邦のザイード大学の博士Brigitte Howarth氏(Fruit fly with the wings of beauty)によると、この羽には蟻が描かれており、捕食者から身を守る為に羽を動かす事によって、この蝿の周りに蟻がうろついているような錯覚を与え混乱させ、身を守っているのではないかと考えられています。
また他のフルーツ・フライ(Fruit Fly )も、様々な羽の柄持っているようで、それらも同様に混乱させる道具と使用されていたり、交配の儀式の為に試用されているみたいです(詳細は、Ants, spiders, or wishful thinking?に書かれています)
この羽が偶然の賜物なのか、生き残る為に進化によって出来たのかは、判断するのは難しいと思いますが、もしかしたら、偶然と進化は、同軸に存在しているかも知れませんので、この蝿のように偶々生まれたものが、生き残ればそれが主となる可能性も否めません。一斉に起こる変化が進化ではなく、個々に起こる変化が何かの進化に関係しているのかもしれませんね。
”
1. 生きている頃のフルーツ・フライ(Fruit Fly・ ミバエ )
images & information courtesy of
Fruit Fly That's Evolved Pictures Of Spiders On Its Wings
Fruit Fly That's Evolved Pictures Of Spiders On Its Wings
Survival of the Extraordinary – A Fly With Tricky* Wings
thanks a lot ^^
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ライター:わらちゃん
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