複雑に絡み合い巨大化した城。この城は、日本人アーティスト池田 学氏が製作した「興亡史」と題された作品。ゴチャゴチャ絡みあう作品は私は好きですが、タイトルが「興亡史」と言うことなのですこし違った視点でこの作品を見なくてはいけないようです。興亡はとは興り栄え、そして衰退するという意味です。「興亡史」にはその理由が秘められています。
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1. 興亡史(2006年)
限られた城と言う空間に無造作に様々なものが置かれ縦に伸びていく城。おもしろい姿を作り出していますが、初めの城ができた当初はシンプルに美しい城だったと思います。その城がなぜこのような形になり衰退していくとのでしょう。それはあまりに人や組織の関係が複雑化・多極化していくことで肥大化し、統一感がなくなりこのような姿になったと考えられます。それはリーダーが一人では統治できない状態を作り出していることになります。
アーティスト:池田 学 ⁄ IKEDA Manabu
この発想はとても分かり易く、学校や会社、自治体、国、世界の国の関係にも当てはまる事柄です。
この「興亡史」以外にも池田 学氏の作品は、下にある方舟、再生、Meltdownなど興味深く見て考えさせられる作品が多数ありますので、タイトルと作風を見て色々空想してみるとおもしろいと思いますよ。
2. 方舟(2005年)
アーティスト:池田 学 ⁄ IKEDA Manabu
3. 再生(?)
アーティスト:池田 学 ⁄ IKEDA Manabu
4. Meltdown(2013年)
アーティスト:池田 学 ⁄ IKEDA Manabu
5. 漂流者(2011年)
アーティスト:池田 学 ⁄ IKEDA Manabu
6. Gate(2010年)
アーティスト:池田 学 ⁄ IKEDA Manabu
7. 予兆(2008 年)
アーティスト:池田 学 ⁄ IKEDA Manabu
8. こちらで作品を見ることが出来ます
アーティスト:池田 学 ⁄ IKEDA Manabu
images & information courtesy of
Monumental Drawings by Manabu Ikeda
thanks a lot ^^
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ライター:わらちゃん
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