
少年が鎖に繋がれ生活するまるで囚人の様な光景。この写真は、中国の浙江省の東部沿岸地域で撮影された衝撃的な写真です。なぜ、このように鎖で少年が繋がれる状態にされているかという疑問が浮かぶと思いますが、複雑な理由が絡み合っているようです。
この少年は、幼い時(一歳時)に頭を打ち「外傷性脳損傷」と診断され、それ以来自分では制御できない「攻撃性」を持つ精神障害を患っており、その後この少年の母親はガンで他界し、その後、彼の父や祖父によって育てられているようです。
鎖に繋がれるといった行為は、行き過ぎているようにも感じますが、治療するお金の問題や彼自身の心の心境など、彼の周りを取り巻く環境を想像すると、一概にこの行為が悪いと一言では言えないもので、そしてこの鎖を繋ぐ行為は、この家族にとって苦渋の決断だったような気がします。
元を正せばこの家族のこの子に対して注意監督を怠った責任で生じた事柄ですが、彼を家の中に閉じ込めず外の世界と触れさせるといった事からまだ、この家族には良心があるように感じられます。
もし日本ならどの様なことをして、この繋がれた鎖をはずす事ができるのでしょう。善意を募り病院で治療する事をまず考える事が出来ると思いますが、もし善意を募れない場合にどの様な方法が可能であるのか、また家族ならどの様に対処・対応しこの少年と暮らしていくのか、少し考えさせられる根が深い事柄です。

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1. 鎖に繋がれる少年

REUTERS/William Hong
2. 外に出ている風景

REUTERS/William Hong
3. 家の中での少年と祖父

REUTERS/William Hong
4. 鎖を持つ祖父

REUTERS/William Hong
5. 鎖に繋がれながらも自由があるようです

REUTERS/William Hong
6. 祖父の流す涙。その心情の奥に隠された家族の苦悩

REUTERS/William Hong
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Мальчика в Китае держат на цепи
thanks a lot ^^
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ライター:わらちゃん

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