キャプチャリングロングロング

海外ドラマ「ブレーキングバッド」でガスがクリーニング工場の地下に制作したメス・ラボで、ウォルター・ホワイトの助手の化学者がコーヒーをたてていたシーンを覚えているでしょうか。ビーカーにフラスコなどの化学の実験器具で構成されたコーヒーメーカ。香り良し、味良しであのウォルター・ホワイトもコーヒーの旨さに感動していたシーン。


Breaking Bad 3x06 coffee and meth cooking

この上にある動画がその「ブレーキングバッド」のシーンが収められたもので、複雑に絡み合う器具がどのような原理で旨いコーヒーを製造しているかイマイチよく分からないと思います。しかし、一度どんなもんか飲んでみたい!と思われるのは当然で、私も飲んでみたいと思う一人です。

es

ビーカーなどの機材を揃えてまでは・・・と実際のところ思ってしまいますが、それをコンパクトにまとめた化学的で美的でスタイリッシュなコーヒーマシーンがあるようです。この画像にある物が「ラボラトリー・エスプレッソ・マシーン(laboratory espresso machine)」とよばれるもので、david budzik氏とadi schlesinger氏が制作したコーヒーマシーンです。


espresso05

原理は、この画像にあるようにベンチュリ効果と熱力学を利用したもののようで、簡単に説明すると気圧がコントロールされたフラスコ内の気化した水蒸気が移動し、ベンチュリー管を通りコーヒが抽出されるということですが、これだけでは、なぜ美味しいコーヒーが出来るということがわかりにくいと思います。イメージ的には温度によって味が変わるコーヒーを効率よく抽出する為には、一定の気圧下で作業を行うと良く、その為この機材の気圧がコントロールされており、コーヒー通で知られる藤岡弘さんの一滴、一滴のポタポタの役割を高圧で水蒸気が通過するベンチュリー管がその役割をこなしているという感じです。

豆の種類や温度によって味が変わるコーヒー。その苦味や雑身は人によって好みはあると思いますが、自分好みの旨いコーヒーというものは香りもそうですが、ひと時の安らぎと至福を与えてくれると思います。この「ラボラトリー・エスプレッソ・マシーン(laboratory espresso machine)」は販売されてはなさそうなので、購入することは出来ませんが、こんなラボ式のコーヒーメーカでたてられたコーヒーを一度は飲んでみたいものですね。ビーカーで!
 


1. 少し分かり難いですが「ブレーキングバッド」のラボ式コーヒーメーカーの説明
キャプチャリングロングロング
chemistry:Chemistry behind Gale's Coffee Maker in Breaking Bad

2. これが簡略化された「ブレーキングバッド」のラボ式コーヒーメーカーの構想図
espresso03

espresso02

espresso04

imgsource:laboratory espresso machine’ by david budzik and adi schlesinger

3. こちらが構想図を3D化されたもの
espresso07

espresso08

espresso06
imgsource:laboratory espresso machine’ by david budzik and adi schlesinger

images & information courtesy of
WS000001
laboratory espresso machine by david budzik and adi schlesinger

thanks a lot ^^

------------------------------------
ライター:わらちゃん
 

スポンサードリンク