武器製造地帯潜入！銃器を違法に製造する村パキスタン・ダッラ・アダム・ケール（Darra Adam Khel）の実態 : ジャポンタ

武器・麻薬というと真っ先に浮ぶのがお金。どれも手に入れることが容易ではなく、そのリスクから付加価値が付き一気に値が釣りあがり金になる。そしてそのリスクの高い一攫千金を狙いそれに手を出すものが後を絶たない。

この3人の男たちと並べられた銃器は、アフガニスタンの国境に近い村パキスタン銃器を違法に製造する村パキスタン・ダッラ（ダラ）・アダム・ケール（Darra Adam Khel）の街の様子を捉えられたものである。私もパキスタンには行った事があり、アフガンから帰って来た旅人に話を聞くとやはりパキスタン・アフガにスタンの国境沿いの町や村では武器や麻薬が普通に売られていると言っていたのを覚えている。

この村で製造されている武器の殆どは、アフガニスタンの周辺諸国などに供給されているようで、銃や機関銃、ロケットランチャー、対戦車砲などのあらゆる武器が購入可能ということだ。もちろん、それらの武器は、オリジナルのものを模倣したレプリカではあり、性能はと言うとまた別の話のようであるが、殺傷能力があるものは性能とは関わらず人の命を奪い取る武器であることは変わらない。

この村が出来た要因としては、イギリスのアフガニスタン植民地失敗から始まり、その後アフガンゲリラをアメリカが支援したことにより、そこで得た武器や戦闘のノウハウを得た者たちが現在のこの村を作り出している。

そして、毎日のようにニュース等で騒がれているＩＳＩＳ（イスラーム国）も元をただせばバックグラウンドにもこのダッラ（ダラ）・アダム・ケールと似たような状況がある事も忘れてはいけない。

パキスタンの北部は自然が美しく人の良い人も多い場所でありながらも、この様な黒い部分も存在する。いつになればこの問題に終わりがくるのであろうか。